ここは岡山市北区今、近くには人気のセレクトショップやカフェが並ぶ問屋町、そして古くから岡山市中心部の産土神として崇敬されてきた今村宮が鎮座する。そんな恵まれた地に、完成した「サンフルール」。オーナーは代々この地に暮らす怒田璋勝(ぬた たまかつ)さんご一家。おだやかな笑顔でその思いを語る。
怒田家と秦社長の出会いは、4年前にさかのぼる。当時、「秦建設」が手掛けた賃貸マンション「アミスタ」を建設の際に、お世話になったというのがきっかけだ。「工事車両の駐車場を璋勝さんが快く貸してくださいました。加えて知らず知らずのうちに、ご近所に迷惑をおかけした際も、璋勝さんはいつも『秦建設』の味方になってくださいました」と感謝を述べる秦社長。
そうしたやりとりを繰り返すうちに、いつしか怒田家と秦社長の距離は縮まっていく。気がつけば自宅の応接間で話をする仲に。「正直そのころ、マンションのことなど何も考えていなかったのですが、あれやこれやと秦社長がよくしてくださるので、いつしか土地の有効利用をしようということで、今回こうなりました」と笑う璋勝さん。
6階建て、屋上庭園付きのオール電化賃貸マンション。すべてに秦建設クオリティが息づく「サンフルール」だが、一番の特長は、秦社長が命名した「サバイバル大作戦」対応型マンションであること。災害時を想定したこの仕様、『秦建設』ではこれまでに今回の「サンフルール」をはじめ4棟の建築を手掛けた実績がある。つね日頃から「不動産賃貸業を営むオーナーには、自分が入居者を守るという気概が必要」という秦社長。具体的には、屋上に太陽光パネル、1階に蓄電池を設置。 太陽光パネルで発電された電気は、通常時は電力会社へ売電され、災害などの停電時には共用部の照明やオートロック、防犯カメラの電源として稼働する。加えて今回初の試みとして、WiFiもこの電源でフォロー、ネット環境へも万全の配慮がなされている。
ちなみに今回の導入は、長男・文久さんの進言によるもの。入居者や近隣住民にとって、太陽光発電と蓄電池を備えた「サンフルール」が「地域の防災基地」として「大きな備え」になるという、オーナーとしての高い志と使命感がそうさせたともいえる。
「怒田家の優しい気持ちが『サンフルール』のまわりに漂っているんです。そして、そのほのぼのとした空気を入居者や近隣の方は感じるんですね」と秦社長。これからさらに発展が期待されるこのエリア、怒田家の物語は続く。
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