西村家のご当主・鹿三郎さんは御年91歳。少し、ばかり目が悪いだけで、足腰も耳も口も達者です。いまもトラクターに乗って、田んぼの２町や３町こなされます。家督も譲らなければ、仕事も譲りません。みんな自分でするのが、元気の源です。妻の静香さんは85 歳、貸し地の地代管理を長年続けて、今も現役の管理人です。老ご夫婦は夫唱婦随、共白髪まで健康で仲良く働き、田畑を増やしてこられました。
総司令官は91歳、若い者にゃあ負けん。
長男の勝文さんは、自営業の社長さん。年老いた父親の農作業を手伝おうと思っても、ご自分の仕事があります。そこをカバーするのが妻の睦子さんの役目。トラックにトラクターを載せ、遠くの田んぼまで運びます。時には舅と一緒にトラクターだって使うそうです。農作業では舅は指揮官、睦子さんは部下です。
この「スプレンドーレ」が建つ前は、ここも田んぼでした。睦子さんがしみじみとおっしゃいます。「藤田や浦安にある田んぼを手伝うのはいいんだけど、街の中の田んぼは辛かったですね。みなさん道路を通られて、私はその一段下で、泥まみれになって働いているんです。辛くて、こんなところに田んぼなんかなければいいのに、と思いましたけど、こうやってマンションが建ってみると、あって良かった！と、本当に嬉しいですね」。勝文さんは、「秦社長と出会ったから、こうやってマンションが持てました。そうでなければ、まだ父が頑として動かなかったでしょう。出会えてよかったですよ」と、穏やかなお人柄そのままの笑顔です。
このマンションは若夫婦の管理下に入るそうで、睦子さんもまた、姑の静香さんのように、管理一切を仕切っていかれるのでしょう。親子二代、ゆるぎない結束があります。鹿三郎さんを総大将に、有能な部下を揃えた西村家でした。
「美容」と「健康」のお店が揃っています
「スプレンドーレ」は、児島線沿いという場所柄の良さを活かして、マンション１階は貸店舗になっています。エステのお店「アルテミス・ザ・ショップ」、フィットネスクラブの「ララ・フィット」、美容院の「フィンズベリーパーク」、そして美容器具のお店「ミシマ」と美容と健康に関するお店が揃っています。
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